2026.07.21
夏の屋外活動を安全に楽しく!

〜園全体で徹底する熱中症・水遊びの安全管理と衛生対策〜
保育施設にとって、夏は子どもたちが水に触れて輝く季節である一方、命に関わる重大事故のリスクが最も高まる時期でもあります。
近年、こども家庭庁などの行政ガイドラインや労働安全衛生規則に基づき、熱中症対策やプール活動の安全管理は一歩踏み込んだ「厳格な義務」へと変化しています。
子どもたちの命を守り、安心して保育に専念できるよう、具体的な対策を再確認しましょう。

暑さ指数(WBGT)にもとづく判断
数値の記録:園庭やプールサイドに専用の「熱中症計(WBGT計)」を置き、活動を始める前と、活動中も定期的に数値を測って記録しましょう。
室内への切り替え:WBGT31以上の日はプールやお外遊びは無理せずお休みにします。
お休みの目安:「水温+気温=65℃以上」のときもプールはお休みするのが安心です。
安心して遊べる見守り体制
監視専任者の配置:一緒に遊ぶ職員とは別に「安全を見守る専任者」を置きます。
見守りへの集中:立ち話や片付けなどの「ながら監視」はお互いに無くしましょう。
小さなサインの注視:「静かに沈む」「動かない」「浮いている」サインを意識します。
無理のない決断:見守る職員が足りない日は大切な命のために思い切って中止します。
水の中での熱中症・環境対策
こまめな水分補給:活動の前・最中(15〜20分おき)・後にみんなで水分を摂ります。
更衣室の室温管理:子どもたちが上がる前にエアコンを入れて涼しくしておきます。
終了後の安全確保:使い終わったらすぐに水を抜くかフェンスに鍵をかけましょう。

夏の「安心」をつくる衛生管理とチェック
塩素濃度の測定と記録:遊離残留塩素(0.4〜1.0mg/L)を保つため、活動前・活動中の定期的な計測と記録を徹底します。
入水前後のシャワー洗浄:プール水の汚染を防ぐため、入る前のお尻まわりの洗浄と、上がった後の全身シャワーを行います。
感染防止の早期キャッチ:下痢、目の異常、風邪症状などがある場合は、感染を広げないため水遊びを見合わせます。
もしもの時のチームワーク
緊急時フローの掲示:万が一の役割分担(救護・119番・誘導)を園内に掲示します。
【本資料の行政根拠・ガイドライン】
本内容は、国が定める以下の最新ガイドラインおよび公的基準に準拠して作成しています。
- 環境省・厚生労働省「熱中症環境保健マニュアル」、こども家庭庁・文部科学省等による各種「熱中症事故の防止について(事務連絡)」
- 厚生労働省「遊泳用プールの衛生基準について」、こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン」
- 監視体制・緊急時フロー:こども家庭庁 教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン および「プール活動・水遊びの事故防止(事務連絡)」


