2022.09.13
早めの感染予防対策を!
流行シーズン前からの早めの感染予防対策を!
例年、10月~4月にかけてさまざまな感染症が流行ります。
特に保育園で見られる主な感染症の種類としては、「感染性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルスなど)」「インフルエンザ」「溶連菌感染症」「マイコプラズマ肺炎」などがあげられます。
保育施設で感染症が拡大する要因としては、
- なんでも口へ入れる傾向がある
- 子ども自身での予防が難しい
- 免疫力が弱い
- 集団で過ごす時間が長い
などが考えられます。
個々の対策も必要ですが、施設等での集団感染を防ぐよう、日ごろからの対策が大切です。
-ノロウイルス対策について-
ノロウイルス感染症の主な症状は嘔吐と下痢で、脱水を合併することがあります。10月から春先にかけて発症件数が上がる感染性胃腸炎の一つです。
主な感染経路としては経口感染(食品、糞口)や飛沫感染、接触感染により感染拡大します。
代表的な感染源としては、感染者の糞便・嘔吐およびこれらに直接または間接的に汚染された物品類、食中毒としての食品類です。
感染を防ぐためには感染源を「持ち込まない」「拡大しない」「持ち出さない」ことが大切です。
-感染を防ぐための基本対策-
◇手指の衛生
- 手洗い(流水と石けんで手を洗う)
- アルコール消毒
◇施設の衛生
- 清潔区域にウイルス・菌を持ち込まない。
(調理室、調乳室、給湯室など) - 汚染区域での作業時の衛生対策、消毒、清掃。
(トイレ、手洗い場、汚物処理・おむつ交換場所、ゴミ置き場、洗濯室など) - 園庭などの衛生管理
◇備品の衛生管理
- 玩具、絵本の洗濯、消毒
◇環境整備
- 至適温度・湿度を保つ
- 換気をする
[参考資料]
厚生労働省ホームページ(保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)(2021(令和3)年8月一部改訂))より