2024.08.01
災害時に備えて保育園でできること
備えて安心 防災特集
9月は防災月間です。防災月間は、災害時に備えて園児たちの安全を改めて確認し、万が一の事態に備える大切な時期です。以下に、保育園で行うべき具体的な準備をいくつかご紹介します。
1. 避難訓練の実施
- 様々なシチュエーションでの訓練:火災、地震、津波など、様々な災害を想定した避難訓練を定期的に実施しましょう。
- 園児の年齢に合わせた訓練:年齢に応じた指示の仕方や行動を指導し、子どもたちがパニックにならずに避難できるようにします。
- 避難経路の確認:避難経路を再度確認し、非常口や集合場所の位置を全員が把握しているか確認しましょう。
- 避難時の持ち出し品の確認:非常持ち出し品の内容を再確認し、必要なものが揃っているか点検しましょう。
2. 防災意識の向上
- 防災に関する絵本や動画:災害の怖さや避難の大切さを、子どもたちの年齢に合わせた絵本や動画を使って分かりやすく伝えましょう。
- 防災クイズやゲーム:防災に関するクイズやゲームを取り入れ、楽しみながら防災について学べる機会を作りましょう。
- 保護者への周知:保護者向けに、防災に関する情報を配布したり、家庭でも防災意識を高めるよう呼びかけましょう。
3. 防災備品の点検・補充
- 非常食・飲料水:非常食や飲料水の賞味期限を確認し、必要であれば補充しましょう。
- 救急用品:包帯、消毒液、体温計などの救急用品が揃っているか確認し、不足しているものは補充しましょう。
- 防災用品: 懐中電灯、ラジオ、ヘルメットなどの防災用品が正常に作動するか確認しましょう。
4. 建物・設備の点検
- 避難経路の確保:避難経路に物が置かれていないか、非常口が開閉できるかなどを確認しましょう。
- 消火器の点検:消火器が設置されている場所を確認し、使用期限切れや破損がないか点検しましょう。
- 家具の固定:家具が転倒しないよう、固定しましょう。
5. 災害時の連絡体制の確認
- 保護者への連絡:災害発生時に保護者に連絡するためのリストを作成し、連絡方法を確認しましょう。
- 地域の防災組織との連携:地域の防災組織と連携し、災害発生時の情報共有や協力体制を構築しましょう。
その他
- 防災マップの作成:園内の防災マップを作成し、避難経路や集合場所を分かりやすく表示しましょう。
- 防災訓練の記録:避難訓練の記録を作成し、改善点などを洗い出し、次回の訓練に活かしましょう。
- 政府広報オンライン:「災害時に命を守る一人ひとりの防災対策」などの再確認をしましょう
これらの準備を通して災害に備え、子どもたちが安全に過ごすことができる体制を整えましょう。
参考資料:マイナビ保育士 https://hoiku.mynavi.jp/contents/hoikurashi/childminder/knowledge/12366/